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LIFE STYLE CREATION FOR GIRLS&Mrs

60年代ファッション

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 英国の推理作家J・H・チェイスの原作のこの上もない悪女をモローが不敵に演じ切り、ロージーの演出も冴えた、官能のロマンである。元坑夫という経歴の新進作家ティヴィアン(ベイカー)は、婚約者フランチェスカ(リージ)のいる身でありながら、ベネチア社交界の花形であるエヴァの虜になり、彼女のために幾人もの男が身を滅ぼしたと知りながら、激しくのめり込んでいく。彼が労働者出身であるのをエヴァが嘲るところなど、ロージー一流の逆説的なブルジョワ批判となっていて、言葉なぶり自体にぞくぞくしながらも唸らされる。やがて、フランチェスカを死に追いやり、友人たちにも見捨てられたティヴィアン。結局は、他の男同様に彼も、魔性の女エヴァに捨て去られる運命なのだ……。ラスト、一人モーター・ボートを駆って運河を去っていくモローが颯爽と美しかった。彼女の衣裳は当時恋人だったP・カルダンのデザインで、M・ルグランがジャズィな音楽を担当。ビリー・ホリデイの唄う“柳よ泣いておくれ”が印象的な使われ方をしていた。
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by saikastyle2 | 2012-01-12 08:53
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