エドヴァンデルエルスケン
エド・ファン・デア・エルスケン(Ed van der Elsken, (1925年3月10日 – 1990年12月28日)は、オランダ人写真家・映画監督。「ファン」は「ヴァン」と、「デア」は「デル」と表記されることがある。
第二次世界大戦後、フリーのカメラマンとして活動を開始する。
パリに赴き、若者の生態を写した作品をまとめた写真集『セーヌ左岸の恋』(Love on the Left Bank、1954)を刊行し、注目を集め、著名な写真家となった。この写真集は彼の代表作というのみならず、1950年代の代表的写真集だといえる。
その後も、『ジャズ』(Jazz、1958)、『バガラ』(Bagara、1959)、『Sweet Life』(1964)などの写真集を刊行した。
1950年代末から何回か来日を果たし、当時の日本の若手写真家たちにも大きな影響を与えた。
齋藤嘉弘 SAIKAPHTO
30代の前半の頃、エルスケンの写真展に行って衝撃を受けました。数々のフォトグラファーの写真展に出向いては常に新しい発見をしてきた僕はエルスケンにおいてはバットで殴られたような出来事でした。それほどに彼の写真には魅了されたと言う事です。エルスケンはローライフレックスを使用し数々の写真を撮っていましたので僕は当時(1990年頃)キャノンの一眼レフを使用し写真を撮っていたのですが、どうしてもローライの二眼レフを使いたくて、キャノンを売り払いローライを購入してしまったというほどエルスケンが大好きなのです。SAIKAPHTOは基本的にはエルスケンからインスパイアされた作品が多く、彼の真似というよりはエルスケンの撮影の姿勢を真似ていると言ったほうがいいかもしれません。